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pop before smtpとは、本来ユーザ認証を必要としない
smtp に擬似的にパスワード認証を付ける仕組みです。 |
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smtp に認証がない場合には、メールサーバを不正利用されてしまう可能性があります。
不正利用を避けるには、メールサーバの smtp を使用できるクライアントの IP アドレスを特定のアドレスのみに制限するか、ユーザ認証を行うかの2つの方法があります。
前者は使用するクライアントの IP アドレスがあらかじめ分かっているインターネット接続プロバイダのようなサービスで使われます。それに対し後者は、IP
アドレスが不特定でパスワード認証以外に正規のユーザを判別する方法がない場合に使用されます。 |
pop before smtp では、送信の前に
pop により認証を完了させ、認証を通過したクライアントの IP アドレスに一定時間の smtp を解放することで、正規のユーザへのサービス提供と不正利用防止の両立を実現しています。 |
なお、弊社のサーバでは、pop 認証後
30 分間 smtp を解放します。また、pop before smtp の制限に掛かった場合には、サーバは以下のエラーメッセージを返します。 |
"553
Relaying denied. You must successfully retrieve mail
before relaying"
これは、受信(認証)を成功させなければ、送信ができないというメッセージで、そのエラーコードが 553 であることを意味します。 |
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